
■LeCoultre Futurematic ¥200、000+税
5%→込¥210、000 8%→込¥216、000
フューチャーマチック
→HP更新しました。
Cal.497(1950年代初頭より製造されました)
とても面白い機械なので、OVH時に画像残しておいたので少し説明します。
自動巻で裏リューズ(ローターが動くので、通常は制約あります)
凄いのは自動巻なのに手巻と同じゼンマイを使っている事!
ついでにハック機能も付いています。

ローターを外した状態ですが、一般的なハーフローターと違いローターが文字盤下まで来ています。
ローターで地板を挟んでいる感じです。

ローターを分解した状態です(巻上効率を重視して、重い金属が仕込んであります)
手前右側が文字盤下のローターで、これが良く考えてある部品です。

リューズはバラすと、こんな感じです。

文字盤を外した状態で、ローターは左側に振れています。
赤丸は巻き上がりのロックです。

ローターが右に振れた状態。
普通の自動巻はフルに巻き上がっても、腕は動き続けるのでゼンマイがスリップして“ゼンマイ切れ”を防ぎます。
Cal.497の特徴は、フル巻きになるとローターにロックが掛かる事です!
ゼンマイが解けてくると、ロックピンも移動してローターをフりーにします。
手前の赤丸はローターがロックした状態で、上の赤丸はラックでロックピンのカムと連動してます(解ります?)

ゼンマイケース(香箱)の芯にネジが切ってあり、巻上にそって“ツバ”が競りあがります。
このツバの動きに連動して、ロックが掛かるしくみです(ほんと良く考えてあります!)

新機構がもり沢山の機械ですが、最大の特徴は“完成された機械”ってことだと思います。
マイナーチェンジで、少しずつ新機構が付くのが普通(しかも“とって付けた感バリバリです!)ですが、いきなり完成系でリリースされた事に、当時のルクルトの凄さがうかがえます!
今まで取り扱った中でも、群を抜いた良品なのでお勧めですよ~!!
BLUE MAO MAO
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